
2022年12月16日より公開された、シリーズ2作目の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観てきました!
前作が大好きなので、今回も期待値大!で挑んだのですが、正直な感想を述べたいと思います!
【ネタバレ】がありますので、前情報を遮断して観たい場合は、ここはひとまず回れ右でお願いします。
シリーズ1作目を覚えていますか?
前作が公開されたのは2009年でした。
『ターミネーターシリーズ』や『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督により作られ、『アバター1』は長年世界歴代興行収入のトップだったほどの名作です。
アカデミー賞やゴールデングローブ賞など名だたる賞を数多く受賞しており、特に視覚効果賞や美術賞などを受賞していることから、CGを駆使した迫力のある美しい映像に注目を集めました。
もちろんストーリーもしっかりしたもので、2時間41分もの長時間を一瞬も飽きさせない展開に、当時「どハマり」した記憶があります。
長時間のストーリーですが、ごくごくかいつまんでみますと……
地球からは航行時間が約6年もかかる『パンドラ』という星には、身長3メートル前後の知能の発達した種族の一つである巨人型有尾人種『ナヴィ』が住んでいた。
その『パンドラ』へ向かう宇宙船には元海兵隊員で今は半身不随の負傷兵【ジェイク・サリー】が乗っており、科学者だった双子の兄トミーが強盗に殺されてしまったが、兄が関わっていたプロジェクト「アバター計画」で兄の代わりに『パンドラ』へ来たのだった。
『パンドラ』で行われていたプロジェクトとは、人間と先住民のDNAをかけ合わせた結合体「アバター」にリンクして操作し、先住民ナヴィを手なずけることで、星にある貴重な鉱脈「アンオブタニウム」を得ようと計画しているのだった。
ジェイクは初めてアバターにリンクされ、アバターとして目覚めたジェイクは、人間の時には半身不随で動かなかった足が、アバターでは再び動かせることに大喜び!
そしてナヴィの狩猟部族、オマティカヤ族の族長であり自身もとても強い女戦士【ネイティリ】と出会い、最初は敵視されるも、やがて二人は恋に落ちる。
その上ネイティリの部族に正式に一員として迎えられるなど、すっかりナヴィとしての生活を大切に思うようになっていたジェイクだったが、地球人が利益のためにパンドラの星を壊滅しようとする。
ジェイクはナヴィとしてネイティリや一族と共に地球人と戦うのだった。
戦いの末、地球人側の憎たらしい敵の【クオリッチ】は絶命。
そして戦いによって瀕死を負ったジェイクは、惑星全体に張り巡らされた植物による神経線維ネットワークでありパンドラの女神的存在の『エイワ』の力により、魂の木の下で人間の本体からアバターの肉体へと意識を移され、再び目を覚ますのだった。
ざっとかいつまんでもこの量になりますね。
ストーリーも最後まで手に汗握る感じで、終わり方も大満足でした。
そして2022年、ついにシリーズ2作目が公開!

とうとう12月16日より公開となり、出来上がりを待ちに待った状態で、わたしは前情報もあまり調べずに劇場へ行きました。
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター【あらすじ】
世界歴代興行収入No.1の超大作『アバター』が、巨匠J.キャメロン監督自身の手により、人類史上最高の映画シリーズとして新たな奇跡を巻き起こす。
それは、「観る」の先にある“超現実”映像体験──
神秘の星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイクは、ナヴィの女性ネイティリと家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた。
再び人類がパンドラに現れるまでは…。
神聖な森を追われた一家は、“海の部族”の元へ身を寄せる。
だが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の手は迫っていた…
あらすじの通り、ジェイクは1作目で恋に落ちたネイティリや子供たちと森の中で平和に暮らしていたんです。
なのにですよ!
前作で絶命したはずの敵【クオリッチ】がアバターに意識を移し、ジェイクへの恨みを晴らすために再び襲ってくるのです。
そして一家がたどり着いた先は海の部族の住む島。
ジェイクは家族を守るために一家でその島に身を隠します。
キャメロン監督の日本に対する印象が気になった
今作はTwitterなどでも話題になっているほど『反捕鯨』をテーマにしているように思えました。
パンドラの知的海洋生物である『トゥルクン』を大海原で追いかけ回すシーン。
その生物から採れるほんの少しの量の貴重な液体だけを奪い、大きな体は無惨な姿で海に捨てていく。
これは「日本の捕鯨の場合は肉や骨、ヒゲまでも余すところなく活用していたことから、この表現は元々欧米のやり方で、キャメロン監督もその知識はある」とされているようですが、その辺りは疑問です。
生物を捕獲するための槍のような武器には企業名としてなのか、漢字で「日浦」としっかり書かれています。
しかも生物を追いかけている人物が「ピカドーン!!」と叫んだシーンがありました。
それって、あの「ピカドン」のことでしょうか。
捕鯨とは関係のない言葉を、あえて何故このシーンに持ってきたのか分かりませんが、日本人としては胸がギュッとなる言葉です。
観終わった後もずっとモヤモヤするのです。
やはり映像は素晴らしかった!

ストーリーは「次作があるな」と思わせる内容で、正直かなり中だるみしているように感じました。
それでも迫力のある映像は大変美しく、海中のシーンの綺麗なことに見入ってしまいました。
キリという14歳の少女を実年齢73歳のシガーニー・ウィーバーが演じていたことは、CGなど最新の技術を使えば、長年のキャリアの使い道がこんなにも拡がるのだということにも感動しました。
上映時間は前作より29分も長く、なんと3時間12分です!
私も娘も上映時間直前にトイレへ行ったにもかかわらず、二人とも途中からまたトイレに行きたくて行きたくて、真ん中の席に座っていた為、立つと迷惑になるのですっごく我慢しました。
その辺りも考えて座席は端の方がいいかもしれません・・・。
それに3Dのメガネが最初なかなか目のピントを合わせられなくて、慣れるまで観にくかったことから、もう一度最初からしっかりと観たいと思っています。
そんなこんなで……色々と書きましたけれどもね、面白かったんです!
この歯切れの悪い言い回し・・・なんかあったなと思いきや、今年8月に観に行った『ジュラシックワールド/新たなる支配者』も確かこんなふうにブログでモニョってました。
今回のアバター2だって、確かに!めっちゃ面白いよ!お金かけてるんだもん!ってな感じで、決して悪いわけではないし、素直に面白かったよとおすすめできるし、是非観て欲しいと思っているんです。
でも、何ですか、このなんか足らない……?
期待値が大きすぎた後のこう……なんかこうね……。
『ジュラシックワールド/新たなる支配者』の歯切れの悪い感想は↓こちらから。