エンディングノートが完成した達成感と安堵感

さて、『私の基本情報と財産』の次は『私の意志』『私の履歴』の項目に記入していきます。

エンディングノートで家族に伝えたいこと
エンディングノートをカスタマイズその3です。家族に伝えておきたい項目のみピックアップした内容と記入すべき大切なこと。自分の基本情報について。

「エンディングノートをカスタマイズ」その4です。

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『私の意志・履歴』で娘に伝えたいページ

『私の意志』では希望を記載できるのですが、主にチェックボックスにチェックを入れていく形ですので、いろいろな選択肢があることも知ることができました。

人それぞれ違う希望を持っているのですから、わたしも想像力を駆使して記入していきました。

『基本情報』と同じく、今のわたしが家族に伝えておきたい気持ちを精一杯考えました。

介護のこと

●介護してほしい人と環境について

●介護をしてくれる人に伝えたいこと

●介護のための費用について

病気の告知・延命治療のこと

●自分で判断できなくなった際に意見を尊重してもらいたい人の名前、続柄等

●告知について

●延命治療について

●臓器提供について

●献体について

臓器提供に関しては健康保険証の裏面に記載欄があるなど日頃考えることはありましたが、献体に関しての項目を目にした時ドキッとしました。

自分の体をどうしてもらいたいのか、これって自分のことを曖昧にせず、生きている今も現実をしっかりと見るということなんですよね……。

葬儀のこと

●葬儀の規模について

●宗教について

●葬儀社について

●喪主に指名したい人

●葬儀費用の出どころについて

●葬儀の予算について

●戒名について

などなど『葬儀について』はページ数が多いです。

ここの特色としては「家族に任せる」のチェック欄が設けられています。

葬儀費用のことは今からしっかりと考えておこうと思いました。

納骨方法、お墓のこと

●先祖代々のお墓がある、すでに購入している場合は墓地名等

●新たにお墓を建てる場合は希望の納骨方法にチェック

●家紋について

●仏壇について

家紋を墓石に掘ってもらいたい場合は家紋のコピーを貼り付けるのも可となっています。

親族一覧

付き合いのある親族の名前、間柄、呼び名・愛称、もしもの時の連絡希望のチェックなどの記入欄があります。

友人・知人一覧

『親戚一覧』同様の一覧表ですが、交友関係はその時々で変化していくので、わたしは一年ごと見直して、書き直す必要がある部分のみ用紙の差し替えをしようと思っています。

その他の連絡先一覧

サークルや習い事、クリーニング屋さんなどの常連店や親しくしていた近所の方の情報一覧です。

特に会費や月謝を支払っているところは手続きが必要となりますので、忘れずに記入しておきます。

冠婚葬祭一覧

冠婚葬祭の内容や、出産祝いや引っ越し祝いなどご祝儀について記入しておくのですが、わたしは最近いただいたお祝いについても記入しました。

そうすることによって親戚や友人の状況も把握できることと、相手からして頂きっぱなしにはなっていないか確認できる記録にもなります。

大切なひとの命日一覧

命日はついついうっかり忘れがちなので、わたしにとっては忘備録としてありがたい項目です。

メモ欄には歴代のペットたちの命日も記入しておきました。

『エンディングノート』が完成したまとめ

かかった金額は……

『エンディングノート』購入 1,100円(税込)

100円ショップ 330円(税込)

コピー 22枚 220円

トータル1,650円でした。

ひとつひとつ考えながら記入するので、3日に分けて完成まで5〜6時間かかりました。

それでも今の気持ちを全て完璧に残せたとは思えないので、気持ちの変化と共に今後も書き替えていこうと思っています。

今回は必要としなかった情報

わたしの現状況では「関係ないこと」も含め、今は娘に伝えなくてもいい情報も沢山ありました。

ただあくまでも『今は』なので、今後必要になった情報はまた原本をコピーしてバインダーに加えようと思っています。

今はまだ必要ないと思ったページは省いています。

以下、省いたページです。

家族関係図

相続を考える時に役に立つ表で、すでに亡くなっている親族も全て義理の兄弟の配偶者の名前まで記入していくのですが、遠い親族との付き合いがわたし自身積極的にしていないので割愛。

わたしの母は大勢いる母のいとことの付き合いがまだあるようなので、母のエンディングノートには記入しておいて貰えたら助かります。

遺産相続のこと

わたしには娘が一人だけなので特に必要ないと思いました。孫や孫の配偶者が増えた頃記入しようと思います。

遺言書のこと

遺言書を作成しているか、相談・依頼している専門家はいるかどうかなどを記入します。

今回参考にさせていただいた『エンディングノート』には【自筆遺言書セット】がついています。

自筆証書遺言書の作成方法も詳しく記載されていますので必要を感じたら作成しておくのも安心かと思いました。

今はまだその時期ではないと感じたため書いていません。

私の趣味・嗜好

好きな食べ物、嫌いな食べ物、好きな音楽、好きな本……などなど、これらの情報は介護が必要になった時に役に立つそうです。

今のわたしの状況では娘が知ってくれていると思っているので記入していませんが、数年後わたしの興味が変わってきて、その時点で娘に伝えられていなかったら記入しておこうと思います。

ペットのこと

今の時点では我が家にはペットがいないため省きましたが、実家にわんこがいますのでこの項目は『エンディングノート』を購入する際、とてもポイントが高かったことを覚えています。

家族であるペットのことは残していく立場としては大変気がかりなことです。

内容はペットの名前、生年月日、性別などの他にかかりつけの動物病院やトリミングサロンなどの連絡先、ペット保険に関して等です。

もしものことがあった時、その後もペットが幸せに暮らしていける方法を考えておかなければなりません。

学歴と職歴

学歴は覚えている範囲で、職歴は年金加入の確認にもなるのでできるだけ思い出して記入しておかないと、年金受給時に担当者より聞かれるので損をしないようにしないといけません。

学歴と職歴から僧侶が戒名のヒントにされる場合があるとアドバイスに記載があります。

なるほど……そういうこともあるのですね。

今回は省いてしまいましたが、わたしも今後はまとめておくようにします……。

家族一覧

家族の名前、生年月日、続柄や携帯電話番号、メールアドレス等記入するのですが、同居をしていない家族のデータ全てまとめて記入しておきます。

我が家の家族は同じマンションの別の部屋に住む母と、独立した娘だけなので今回は省きました。

早く腰を上げて一気にやる!

カスタマイズしてみて感じたことは、「いつかやろう」ではなかなか出来ないことです。

手をつけたらとても簡単で、思ったよりも時間がかからなかったので、完成した後の精神的な達成感と未来に対しての安堵感で手間よりも得るものが大きいです。

心の底から作って良かったと思えます。

そしてとても大切なことは、この『エンディングノート』を用意していると家族に伝えておくことです。

家族にだけすぐにわかる場所に保管しておくことで、いつ何があっても安心して暮らしていけます。

「は〜あ、やれやれ」な清々しい気持ちです!