
先日テレビで若いタレントさんが「選挙に行きたいけど、いく方法がわからない」「期日前投票をしたいけど難しかったら嫌だ」と言っている場面を見てしまって、「なんで⁈」と驚きました。
そんなに難しいことは考えなくても大丈夫なので、選挙は是非とも行って欲しいです。
期日前投票と不在者投票の違いって何?

まず【参議院選挙2022】の日程です。
- 投票日:2022年7月10日(日)
- 期日前投票:2022年6月23日(木)~7月9日(土)
- 不在者投票:2022年6月23日(木)~7月9日(土)
投票日当日の他に『期日前投票』と『不在者投票』の日程も設けられています。
最近はかなりマシになっているとはいえ、まだコロナ禍であるので、政府も『密にならないように』と期日前投票を利用するよう呼びかけていますので、人混みを避けるために当日に行くよりはかなりおすすめです。
さてそこで、期日前投票と不在者投票にはどのような違いがあるのでしょうか。
期日前投票とは?
投票日に投票所に行って投票することのできない人が、投票日前に期日前投票所で投票する制度のことです。
期日前投票ができる人は?
- 仕事や冠婚葬祭等の理由で、選挙期日(投票日)に投票所に行けない人
- 旅行、レジャーなど何らかの理由で、選挙期日(投票日)に自分の属する投票区にいない人
- 病気やケガ、妊娠、老齢、身体の障害などのために歩行が困難な人
- 天災や悪天候により投票所に到達が困難な人
つまり、投票日に仕事や旅行で行けないと分かっていたら、早めに投票できる制度です。
投票率の向上をめざし、19年前の2003年に導入されてから期日前投票に行くひとが年々増えているようです。
原則として、午前8時半から午後8時まで受け付けられますので仕事帰りにも行きやすいですね。
持ち物は?
選挙期日前に各家庭に届いた「投票所入場券」を持っていきます。
『期日前投票宣誓書』の提出が必要となっているのですが、その「宣誓書」は届いた封書に入っている「投票所入場券」の裏面に印刷してあります。
その裏面に「投票しに行く日付」「自分の名前」「生年月日」を記入し、なぜ投票当日に行けないのかの理由に◯をつけます。
前もって記入して持って行ってもいいし、現場で鉛筆をお借りできますので、記入台で記入しても大丈夫です。
現場の係の方にお伺いしたところ、「宣誓書」の記入は『鉛筆』でも『ボールペン』でもどちらでも構わないそうです。
なので、難しい下準備や色々な持ち物は一切要りません。
「投票に行こう!」と思い立ったら、とりあえず家に届いた封書だけを持っていけば、簡単に投票できるのです。
不在者投票とは?
投票日または期日前投票の投票所で投票することができない人が、投票日前に投票する制度のことです。
出張や旅行などで、別の場所に滞在している場合は、投票日に自宅近所の投票所まで行かなくても投票できるのです。
不在者投票ができる人は?
- 出張で名簿登録地以外の市区町村にいる人
- 実家から住民票を移していない一人暮らしの大学生
- 引っ越しをしたばかりで住民票を移してから3ヶ月未満の人
- 指定施設(病院や老人ホームなど)に入院・入所している人
事前に申請が必要なので手続きには注意が必要です。
- 「不在者投票の投票用紙等の請求書兼宣誓書」を住民票のある地域から入手する
- 「不在者投票の投票用紙等の請求書兼宣誓書」に必要事項を記入して選挙管理委員会へ郵送する
- 「投票用紙、投票用封筒及び不在者投票証明書」が選挙管理委員会から届くので、現在地の不在者投票所へ持参し投票する
時間がかかる為、早めの手続きをしてください。
選挙はとにかく行かないと!

選挙には若いひとほど行ってほしいと思います。
政治家は高齢者に優しい政治をしていると言われていますが、それは投票に積極的な年代の『得になること』をすれば、次回も当選できるので政策が偏っていきます。
なので『誰に入れていいかわからない』とか『政治はわからない』『興味ない』とは思わずに、自分の存在をアピールするためのものだと分かってほしいのです。
自分が行かなければ政治家から無視されても文句は言えません。
ある日他の家庭が優先されて、「自分だけなんでこんな目に」と思う時が来ても投票にも行かなかったことは「自分のことは無視してもいいよ」という意思表示になってしまうので、恐ろしいことだと知ってほしいのです。
若い世代の投票率が上がれば、政治家たちは若い世代に向けての政策をするようになります。
どうか、そのことを分かってください。
早めの期日前投票が快適に投票できます

わたしは早速期日前投票に行ってきました。
わたしが行った期日前投票所は神戸市中央区役所の4階でした。
JR三ノ宮駅や各路線の三宮駅から近くて便利な立地にあります。
選挙当日は仕事が入っていて、近所の指定されている投票所まで行くのは仕事先とは反対方向なので、期日前投票に行くことにしたのです。
投票日まではまだ日がありますので、かなり空いていたのですぐに終わりました。
投票所は何回行っても慣れない場所で、いつもスムーズにできるかドキドキしますが、たくさんの係の方たちが丁寧に誘導してくださるので、あっという間に終わります。
テレビで見た若いタレントさんが「投票のやり方がわからない」の発言には「とにかく家に届いた封筒だけ持って、投票所に行ってみてください!簡単だから」とお伝えしたい。
投票所も封筒の中を見たらちゃんと地図で案内してくれています。
期日前投票はたいがい市役所や区役所などで、今の時代スマホやパソコンで検索すればすぐにわかります。
誰に投票したらいいかわからなければ、興味のあることを公約に掲げているひとを選ぶか、「それだけはやめてほしい」と思う公約を掲げているような、嫌だと思うひと以外を選ぶなどでも大丈夫です。
気負いすぎて投票に行かないことが一番悔しい思いをすることになるのです。
とにかく「自分はここにいる!」と存在をアピールするためにも、封書を持って投票に行ってくださいね。