
ここ数年、お部屋の片付けをお手伝いさせていただくようになってから発見したことがあります。
『台所で料理をしたあとや食事が終わったあとに、汚れた調理器具やたくさんの食器を洗って、ひとつずつ片付けていく作業が苦手なひとが多い』ことです。
お腹がいっぱいになったあとはゆっくりとテレビを観たい。
ゴロゴロしたい。その気持ちすごく分かります!
でも後々の面倒なことを考えるとそのまま放置しておくわけにはいきません。
しかもきれいに保つコツは全てにおいて『汚れは少ないうちにやっつける!』
これ、原則です!
世間の常識である『食器洗い』はどこまで?
先日、アロマセラピストの仕事でお店が一緒になることがある知人から、気になることを聞きました。
「排水口が詰まってしまって業者さんに来てもらったんだけど、あんな汚いところ触らせて申し訳なかった」
ん?んんんんん???
「汚いって何が?」
「排水口を開けたところのドロドロになってるところ」
「ドロドロ?!」
よく聞いてみると、『排水ホースの奥の方ではなく、入り口である排水”口”の部分にゴミが詰まっていた』らしいのです。
「ただそれだけ」だったから、わざわざ来てもらって掃除までしてもらって申し訳なく感じたと。
そしてわたしは「排水口は洗わないの?」と彼女に聞いてみました。
「え!?そんなところ触るわけないやん!」と返答。
ちょっと待って?!
台所の至る所でドロドロは作らない!
各家庭それぞれ台所の形状や排水口の種類があるかと思いますが、排水口に関しては異臭が上がってこないように【排水トラップ椀(ワン)】という名称のカップがついています。
ゴミ受けである【排水バスケット】の形状はそれぞれ違いますが【排水トラップ椀】に関しては必ずついているものです。
調理器具やお皿を洗った後は、排水ホースの手前に溜まっている【封水】のところまで洗います。
毎日必ず洗います。
お皿を洗うたび、台所の水道を流しているついでにチョコっと洗います。
それだけで排水口は年末の大掃除なんてする必要はありません。
ドロドロにもなりませんし、臭くもありません。
ましてや汚い箇所なんて元からできません。

調理器具も食器も洗い終わったら次はシンクをきれいに。

排水口も開けて全て洗います。この時に水が溜まっている箇所もくまなく洗ってしまいます。
わたしは今一人で暮らしていますので、洗いものが少ない理由から食器洗浄機はほとんど使わずに手洗いで済ますことが多いです。
でも機械は使わないと故障の原因になるので、たまに汚れた食器を朝から溜めておいて食洗機で洗います。
それでも排水口は洗うのが日課です。
「ついでにやる」が掃除の鉄則!
我が家は入居の際ガスコンロを選びました。
IHコンロの方が掃除は楽だと聞きます。
でも、ガスコンロも毎日洗っておけば油汚れがこびりつくことはありません。
これもついでに。大変なことは一切やりません。
お皿を洗うように洗剤の泡をつけて、水拭きをするだけです。
何の手間もかけていません。
汚れは溜めるから掃除が大変になるので、溜める前にやっつけるのです。

シンクを洗った後、そのまま泡がついているスポンジで撫でる程度。

水拭きをした後はそのまま自然乾燥。極力手間はかけません。
掃除は苦にならないレベルでやる
掃除が嫌い、苦手、面倒臭いと思うのは、とても大変な工程を一生懸命やっているからだと思います。
だからイヤになってしまうので、ある程度手抜きをするためには「チョコっとついでにやる」をできれば毎日するのがコツなのです。
汚れは最初から作りたくないのですが、生活をしているので料理も作らないといけないし、お風呂や洗面所などの水場は放っておいたらすぐに汚れてしまいます。
掃除は同じやるなら労力は出来るだけかけずに完成度の高いパフォーマンスが欲しいところです。
だから『毎日チョコっとついでに』が一番いいと思っています。