苦手な香りを購入してしまった!失敗したアロマオイルに別の使い道があった

アロマセラピストとしてあるまじき失敗をしました。

天然成分100%の精油は本来高価なものである認識はありました。

でもちょっと魔が差しましてですね……。

「とりあえずならいいか」と安価なアロマオイルを購入したらやっぱり!

まだ新しい瓶の中のオイルをどう処分するか?

部屋を見渡しながら考えたら他の使い道がありました!

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ラベンダーの香りを求めていたのに!?

アロマセラピストの資格をとる以前からアロマオイルなどの【香り】は大好き!

昔はポプリを作ってみたり、お香を集めてみたり、今でも部屋ではいろんな香りを楽しんでいます。

そしてここしばらく睡眠不足が続いた時に安眠効果のある『ラベンダー』の香りが欲しくなって、そんな時にたまたま通りすがりの100均のお店に入ってみると「アロマオイル」が数種類売っていました。

アロマオイル専門店に行くまでの間に合わせとして「とりあえずこれでいいか〜」というノリで買ってしまったのです。

帰宅して開封したらこれが大失敗!

アロマオイルの香りがとてもきつくてダメだったんです。

「これラベンダー!?」

なんとなくラベンダー風の香りはするけれど、ツンとしたキツイ匂い。

そういえば除光液臭い……?

それでも布に数滴垂らして枕元に置いて寝てみたのです。

やっぱり臭くて臭くて眠れません。

安眠のために『ラベンダー』の香りが欲しかったのに、鼻について眠れないんです!!

ダメだこりゃ。

香りは試してから購入した方がいい?

そして天然精油はやっぱり高価なものだと再認識しました。

ラベンダーの天然100%精油だとお店にもよりますが10mlでだいたい1,000円くらいします。

天然の植物からオイルを抽出するのに手間も暇もかかっているのですから安価なはずがありません。

100均で購入する際も安価なので天然ではないことは重々承知していました。

安価なオイルは、植物油や人工香料、香りに似たオイルやアルコールなどが入っていることがあると承知していたつもりだったんです!

でも『ラベンダー』と表示されているからラベンダーの香りはするものだと思い込んでいました。

テイスターは置いていなかったので、まさに思い込みで購入したんです。

その思い込みは見事打ち砕かれます。

「ラベンダーじゃないやん!!」

叫んでも、もう遅い。

まさに魔が刺したとしか思えません。

それか、アロマのお店まで出向かず横着をしてしまったということでしょうか。

さて、香りのキツイ人工香料をどうするか

ツーンと鼻につき胸がムカムカする匂いを枕元に置いておくわけにはいきません!

「よし捨てよう」

でもまだ新品同然、瓶の中にオイルが沢山入っています。

「紙に染み込ませてビニールで匂いを封じ込めたらゴミに出せるだろう」と準備に取り掛かった時に、なんとなく『他の使い道』を考えたのです。

部屋の中を見渡し、靴箱の中はどうかと考えました。

でもそれはすぐに却下!

こんなキツイ香りが靴に染み付いたらなかなか匂いが取れないはず!

靴箱を開ける度に「オエッ」ってなりそう。

そして「トイレはどうか」と思い立ちましたがトイレに入るたびに「オエッ」ってなるのは嫌なのでさらに考えてみました。

そのままの香りではキツイのと、早く蒸発してなくなって欲しいので水で薄めてみました。

これがアロマの『精油』であれば、ごま油やオリーブオイルなどの油とは違って【揮発性】があります。

【揮発性】とは空気中に蒸発していく性質のことで、精油は常温で放置していれば気体となって蒸発していきます。

しかし今回購入したものは『人工香料』で、しかも「水溶性香料」なのかは分かりません。

『精油』は原則として水に溶けにくいのですが、手元にある人工香料はどうでしょう。

「ま、とりあえず水で薄めてみて、ダメなら処分でいいか」と水を混ぜてみました。

驚くほどの変化!?嫌な匂いから激変!!

お花のついたスティックを挿してみた

水を混ぜてみたらオイルが白く濁りました。

するとどうでしょう!!

それまで除光液のような目に沁みるほどのキツイ匂いがまろやかな優しい香りに変化しました。

「あ!アロマディフューザーに使うオイルか!」とそこで気が付くわたし。

いや〜そうか〜。いやはや。

パッケージを見ると用途は何も書いてありません。

まぁ……。アロマディフューザーの中には「天然精油のみ使用可」という物も多いですのでね、気が付かなかったのです……(言い訳)

とにかくとてもいい香りに変わりましたので、リードと呼ばれるスティックを挿して今はトイレでとても役に立ってくれております(汗)

人工香料が完全に悪いわけでも、天然香料が全て安全なわけでもない

人工香料は合成香料とも言いますが、人工的に化学的手法でつくられた香料のことであり、自然界には存在しないものも含まれるので、身体に悪影響があるイメージがあるのではないでしょうか。

人工香料は皮膚から吸収され、体内で蓄積することによってアレルギーや喘息などを引き起こすと言われています。

しかし香料原液を調合するために国際基準で定められている安全性テストに合格したものを使用されている場合は安心だと言われています。

実際に柔軟剤や食品添加物などわたしたちの暮らしの中には沢山の商品に使用されています。

ただ今回わたしが購入してしまった『安価すぎる香料』は安全テストに合格しているものかは分かりませんので、気をつけなければいけません。

そして天然の香料だから全て安全というわけではなく、特に『ラベンダー』はホルモン作用を促し早産や流産の危険もあるので妊娠中は気をつけなければなりません。

よって、自然(天然)のものが全て安全ではないし、人工のものが全て身体に悪いわけではありませんので、生活の中でうまく使い分けをすればいいものだと思っています。

どちらも大量に使用したり間違った用途で使用するのは危険なので注意だと理解しておくとが大切ですね。

興味のある香りは身体にどのような作用があるのかを前もって調べてから使用されることをお勧めします。