
アロマに興味はあるけれど、セラピストになろうかどうしようか迷っている場合、参考のひとつにしてほしいことがあるのです。
アロマセラピストって働き方によっては体力が要るので、確かに大変なこともあります。
でもそれ以上にセラピストにはメリットもあるのです。
それは『脳内でオキシトシンが出ている』ことだとわたしは思うのです。
オキシトシンって何?

オキシトシンとは「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」などと呼ばれている神経伝達物質のひとつです。
「飼い主とイヌが触れ合うことで互いのオキシトシンが分泌される」という麻布大学の研究チームによる論文がアメリカ『サイエンス』誌に掲載され世界で話題になり、一躍有名になったホルモンなのです。
そして、このオキシトシンの効果が素晴らしすぎるのです!
・幸せな気分になる
・学習意欲と記憶力向上
・脳や心が癒され、ストレスが緩和する
・心臓の機能を上げる
・不安や恐怖が減少する
・感染症予防につながる
・他者への信頼の気持ちが増す
・睡眠を促し、質の良い眠りをもたらす
・社交的となり、人と関わりたいという好奇心が強まる
・美肌
・親密な人間関係を結ぼうという気持ちになる
・記憶力アップ
引用元:医療法人社団福寿会|平成30年 ホルモン
どうですか、効果のこのオンパレード!
しかも更年期障害にも効果があると言われているので、これはなんとしても分泌させたいホルモンです。
どうすればオキシトシンが分泌されるの?

人や動物とのスキンシップをとることでオキシトシンは分泌されます。
それだけではなく、実際に相手のカラダに触れなくても、おしゃべりをする、相手を褒めることなどでもオキシトシンは出るのです!
そして驚くのが相手を褒めるだけではなく、相手のことを思って親切な行動をすれば分泌されるという研究結果まであるのです。
人や動物がそばにいない場合は腹式呼吸をする、朝日を浴びる、スポーツをする、アロマの香りを嗅ぐことでも分泌され、恋愛ドラマを観たり、恋愛小説や漫画を読んでドキドキときめくのも効果絶大!
脳内で幸せをいっぱい感じて、どんどん健康に、綺麗になりたいですよね!
アロマセラピストをしているとオキシトシンを感じる

幸せな気持ちを感じながら健康になったり綺麗になれたら最高です。
そんな最高なことをしているな〜とわたしが日頃感じるのが、アロマセラピストとしてお客様の施術をしている時なのです。
理由はオキシトシンが分泌される条件が揃っているからなんですね。
- ひとのカラダに直接触れて筋肉をほぐす
- アロマの香り
- 疲れているひとを癒す(親切な行動)
アロマセラピストは本来、疲れているお客様をこちらが癒すお仕事です。
でも、施術中に『気の循環』を感じるのです。
こちらの気でお客様を癒し、癒されたお客様の気をまたこちらに返してもらう。
それの繰り返しを施術中に行われている感覚になります。
なので施術が終わるとお客様が「すごく気持ちよかったです!元気になりました」とおっしゃってくださる時には、わたしまで凄く元気になっているのです。
ひとによってはお客様の疲れた気をダイレクトに貰ってしまって、施術後にしゃがみ込んでしまうスタッフもいますので、セラピストが向くか向かないかはその辺りも判断材料になるかと思います。
アロマセラピストは大変なだけではない

アロマセラピストは働き方によっては腰痛になったり腱鞘炎になったりとカラダへの負担はあります。
たくさんの知識を常にアップデートしなくてはいけなかったり、お客様の接客も必要だったりと、他業種の方からは「大変なお仕事ですね」と言われることもあります。
でも本当は凄く楽しいのです!
カラダに触れている時にオキシトシンが分泌されているのは確かなのですが、それ以外にも「ありがとう」の言葉をいただく時には更なるオキシトシンが脳内を幸せにしてくれているのです。
その時は確実に日頃のストレスも吹っ飛んでいるのです。
もしセラピストの世界に入ろうかどうしようかと迷っているとしたら、ぜひこの『気持ちよさ』を感じてみて欲しいと思うのです。

わたしが「カラダを壊すような働き方をしてしまった結果」の記事はこちらです。
今は無理のないペースでゆっくりと働いています。
本来は楽しく感じる職業ですので、無理をしないように働き方にはくれぐれも気をつけてくださいね。