
最近フラワーロードを歩いていると車の交通量が多いような気がしていました。
車が詰まってしまって、なかなか混んでいる様子。
なぜかと思ったらようやく加納町3丁目のでっかい歩道橋が撤去されて横断歩道ができる工事が始まっているからだと分かりました。
どんどん変わっていく神戸の姿。
やはり気になるのは生活に直接関係する部分です。
車優先、歩行者が我慢する時代はもう過去の話?

工事が始まったのは山手幹線とフラワーロードが交差する、加納町3丁目から布引2丁目にかかる交差点です。

街のシンボル的になっていた巨大な歩道橋が撤去されることになりました。
現在、歩道橋の下の大きな交差点には南北に横断歩道が片側に1箇所だけあり、東西を往来したければ歩道橋を使うか、もしくは横断歩道のある場所まで歩いていかなければならず、とても遠回りになってしまいます。
歩道橋を上がるとグルッと回るように歩くので距離もあり、わたしは出来るだけ下にある横断歩道を渡っていたのです。
すごく方向音痴のわたしは、その巨大な歩道橋の上で蜘蛛の足のように何本もある階段の方角が分からず、下りたい階段を間違えて、行ったり来たりと迷ったこともあります。
確かに交通量や歩行者の数がとても多い交差点ではありますが、足に自信がなければかなりしんどい歩道橋でした。

そして三宮再開発が30年後の完成に向けて大規模に始まっている中、ようやく歩道橋も着工してくれることになったようです。
今年の8月末には横断歩道が作られる?

看板を見ると工事期間は「令和4年8月31日まで」になっているので、9月には横断歩道ができていると思うと今からワクワクしているのですが、周辺のことに詳しいご近所の方のご意見は嬉しいことばかりではなさそうです。
元々車と歩行者の事故が多発している交差点だったために歩道橋を作り、車と歩行者を分けることによって安全を確保したい目的があったそうなのです。
東西方向の山手幹線を走る車はスピードを出して走っていますので、横断歩道で信号待ちをしている間「もしかしたら突っ込んでこられるかもしれない」という恐怖を感じる時があります。
なのでいつもは出来るだけ車道から離れた所で待っているのです。
車同士の事故もよくある場所なので、今後は横断歩道の歩行者と車の事故も心配です。
安全面を考慮しているからでしょうか、計画では横断歩道の幅を拡張したり、中央分離帯の場所を変更したりされるようです。
今まではただ歩道橋を使うのがしんどくて嫌だと思っていたわたしには、事故の危険性などそこまでは考えていませんでした。
どうか安全な交差点に変わりますように。
今後は周辺もかなり変わっていくらしい

交差点には老舗の有名なパン屋さん「イスズベーカリー」の本社と工場があり、その会社の南側にあった建物が今は更地になり、噂ではホテルが建つ予定とか。
その開発に関係しているのか分かりませんが、お隣に位置するイスズベーカリーの本社工場も今の中央区から兵庫区へお引越しされるらしいと聞きました。
その話がもし本当であれば、今まであった交差点の風景はガラッと変わることでしょう。
なんだか寂しいような気がします。
過去、2016年時点での都市計画は東西方向の山手幹線を地下に作り、立体交差化にする案が出ていたようです。
一体その案はどこへ?
今後の『新神戸エリア』の再開発に向けて、もう少し先の話になるのかも知れません。
今回の横断歩道の工事が立体交差化までの「とりあえずの計画」だとしても、なんとか着工してくれたのでホッとしています。
しばらくは南北方向のフラワーロードが混みそうですが、「三宮エリア」から「新神戸エリア」までの大規模な再開発が進んでいくと、今後三宮界隈のあちらこちらで混むことになるかもしれません。