
わたしの長年の体調不良が『橋本病』だと分からなかったのは【甲状腺】の検査をしていなかったからです。
なぜ20年ほどの年月、全く原因が分からなかったのか。
総合病院で検査をして貰っても分からないものなのですね。
わたしと似た症状で辛い思いをしているひとがいらっしゃったら【甲状腺】も疑って欲しいです。
そして専門の検査を受けて欲しいです。
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この記事はあくまでも一個人の記録ですのでご注意ください。
実はこれ『橋本病』だったの!?

時系列は前後しますが「これが橋本病が原因の症状だったなんて!」と衝撃が強かったものを書き留めておきたいと思います。
甲状腺のいろいろな症状について、こちらの記事もどうぞ。

症状その1、「顔アトピー」と診断、顔だけパンパン
長年経理事務をしていた39歳、仕事でかなり疲れている時期でした。
ある日起きようとしてもまぶたが開かず、うっすらと隙間から見える視界のまま鏡を見ると、そこには昨夜までの面影が全くない顔がありました。
顔全体がひとことで言うと「パンパン」!
しかも「ボコボコ」で膿のような液体がところどころ出て「グチョグチョ」
これは誰!?
視界はボッコリ腫れすぎたまぶたに邪魔をされて1ミリほど隙間ができている状態でした。
痛みもあるし、かなりなショック!!
痛いしジュクジュクだし、何も触れられたくない状態でマスクで隠すなんてとてもできない!
幸い車で通勤していましたので、長年社畜根性を培ってきたわたしはそんな顔でも「仕事しないと」と強迫観念から出勤しました。
すると会社のひと達は別人と化したわたしを見てかなり驚いていましたが「おまんじゅうを和バサミでチョンチョンと切れ目を入れたような目やね」の言葉には爆笑しました。
うっすらと見える視界の中でパソコンを打ち、膿で化粧もできないドロドロの顔を晒しながら仕事を終え、残業せずに皮膚科へ。
皮膚科では特に採血などの検査もなく「あ、はいはい顔だけのアトピー、いわゆる『顔アトピー』だね」と言われ、漢方とステロイドを処方され帰宅。
毎日顔にステロイドを塗り少し腫れがひいてはまた朝に腫れる……を繰り返していました。
しかしあまりにもひどい状態が続き、服で隠せない顔だけにかなり悩みました。
短期間では頼もしく思えたステロイドを長期間使用することに不安も感じ始めていました。
そして内臓疾患ではないかと疑い総合病院に行き、血液検査やエコーなどの検査を受けましたが診断はやはりアトピー性皮膚炎からくる『まぶたの腫れ』や『皮膚のアレルギー反応』とのことでした。
セカンドオピニオンで別の総合病院にも行きましたが、結果は同じでした。
それ以降わたし自身も「疲れからきているんだろう」と思い、半ば諦め状態になってしまったのです。
橋本病は皮膚にも影響がある
そして49歳の時、アロマセラピストとして働きはじめた頃、次は手の甲や背中全体にアトピーの症状が出てしまい、皮膚科でステロイドを処方してもらいました。
顔は30代の頃に比べると腫れ方が少しマシになっていましたが、それでも疲れると唇がタラコのように腫れたり荒れたりして辛い状態になり、時々はステロイドを使用していました。
なのにまさか顔以外の部位にまで症状が出るとは思っていなかったので、ダメージはかなりなものでした。
結局、最初にアトピーと診断されてから『橋本病』だと分かるまで12年ほどかかっています。
『橋本病』は甲状腺ホルモンの分泌が少なくなるので、免疫力が下がります。
わたしの場合は疲れすぎると特に皮膚を守る免疫が落ちてアトピーの症状が出てしまうらしいのです。
皮膚に症状が出た場合は『皮膚科』で薬を処方してもらうようにと今担当してくださっている『甲状腺』の先生に言われました。
「甲状腺ホルモンのお薬を服用しているからそれだけで大丈夫!」とはいかないものなのですね。
今は疲れすぎないようにかなり気をつけています。